前々から表紙の絵だけで気になっていた
はやみねかおるの「虹北恭介の冒険」が近所の図書館にあったので早速借り
てきました。
探偵役が小学5年生だというので少し身構えてしまいましたが、
案外小学生らしいこじんまりした展開にまとまっていました。
そういうのはすごく良いと思います。
変に人が死んだりしないし、話も舞台である商店街の外には出ません。
ミステリとしては若干甘い気もするんですが無問題です。
んで、ついでに同シリーズの「新冒険」「新新冒険」も借りてきたんです
が……。
ダメだこりゃ。
もう「新冒険」は酷いです。読むところがない。
ミステリやってるのは前半50ページくらいだけ。残りは同人誌です。
「新新冒険」はその点問題無いんですが、明らかに最初の「冒険」と方向性
が違っているのがどうにも……。
次以降はまた展開が変わるらしいのでノリも変わってくれるといいんです
が……。
メフィストってジュブナイル文芸書なんですかね?
まあ虹北恭助はノリが好みでないだけなので置いとくとして、
せっかくだからはやみね氏がもともと書いていた児童書の方も読んでみたん
ですよ。
するとそっちの方が面白いんですよ。
子供向けとはいえ私のようなミステリ初心者には分かりやすくていいです
し。
もう明らかに夢水>>>虹北です。
小学生向けという限定がかえって良い方向に働いていて、
それが取り払われた虹北はやっぱり同人誌なんだなあ……。
そういえばまた清涼院流水の名前を拝む羽目になったんですが。
講談社の新本格を読む限りはもう清涼院御大からは逃げられないようです。
しかしもう公式に御大なんだなあ流水。笑えます。
読んだよメモ
2巻「亡霊は夜歩く」
4巻「魔女の隠れ里」
http://www.tcp-ip.or.jp/~t0123/list/list.html
- 2003/06/06(金) 01:52:00|
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